特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
【総論】
Ⅱ 婦人科腫瘍の薬物療法のために知っておくべき遺伝子検査
4.Liquid biopsyの現状と展望
岩橋 尚幸
1
,
野口 智子
1
,
井箟 一彦
1
N. Iwahashi
1
,
T. Noguchi
1
,
K. Ino
1
1和歌山県立医科大学産科婦人科学教室
pp.1333-1338
発行日 2021年11月30日
Published Date 2021/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001942
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近年のがん医療においてprecision medicineが脚光を浴びており,肺癌やメラノーマなどの悪性腫瘍では,患者個々のがん遺伝子プロファイルに合わせた多種の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が臨床導入されている。一方で,医療経済的な問題や効果良好な症例が限られていることもあり,治療効果予測や薬剤選択のためのさらなるバイオマーカーが求められている。
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