特集 最新知識の理解に役立つ 産婦人科医療の変遷と展望
婦人科腫瘍
3.進行卵巣癌の薬物療法
川畑 絢子
1
,
矢内原 臨
1
,
岡本 愛光
1
A. Kawabata
1
,
N. Yanaihara
1
,
A. Okamoto
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
pp.1095-1103
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001876
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進行卵巣癌の薬物療法は,分子標的治療薬の導入と適応拡大により極めて複雑化している。現在,卵巣癌のさらなる予後の改善を目指して,従来の化学療法に血管新生阻害薬,PARP阻害薬,免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせて投与する臨床試験が多数進行している。本稿では,血管新生阻害薬,PARP阻害薬,免疫チェックポイント阻害薬が保険収載されるまでの変遷,またこれらを組み合わせた集学的治療の展望について概説した。
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