特集 最新知識の理解に役立つ 産婦人科医療の変遷と展望
周産期
4.産科危機的出血のマネジメント
牧野 真太郎
1
S. Makino
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科
pp.1035-1040
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001867
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産科危機的出血での後天性低フィブリノゲン血症に対するフィブリノゲン製剤の適応拡大が行われ,われわれが持ちうる選択肢は日々増えていくことが期待される。バルーンタンポナーデや子宮圧迫縫合についても様々な変法が発表されており,より有効性の高い方法が模索されていることがわかる。本分野に関しては臨床からのフィードバックが非常に重要であり,それぞれの経験を学会などで協議しチーム医療全体の力を向上させていくことでさらなる発展が期待される。
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