合併増大号 今月の臨床 最善で最新の産科麻酔診療をめざして
妊産婦急変対応
産科危機的出血
坊垣 昌彦
1,2
1東京大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター
2東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター
pp.181-186
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210877
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●大量出血は依然として妊産婦死亡の主要な原因である.出血リスクを事前に評価しておき,早めに対応することで危機的出血状態に陥らないようにすることが最重要である.
●2010年に作成された「産科危機的出血への対応ガイドライン」は周産期医療の進歩に即して2017年と2022年に「産科危機的出血への対応指針」として改定されている.
●産科危機的出血の発生時に適切に対応できるように「産科危機的出血への対応指針」を参考に各施設であらかじめシミュレーションをしておくことが望ましい.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.