今月の臨床 妊娠高血圧症候群―予知・治療・予後の新知見から急変時の対応まで
HDP関連DICの管理
産科危機的出血に対するフィブリノゲンの補充
牧野 真太郎
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院産婦人科
キーワード:
産科危機的出血
,
フィブリノゲン製剤
,
DIC
Keyword:
産科危機的出血
,
フィブリノゲン製剤
,
DIC
pp.334-338
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211180
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●原因検索と止血操作,凝固因子補充が的確なタイミングで正確に行われることが,産科危機的出血の予後を左右する重要な要素である.
●フィブリノゲン製剤の製造量には限界があり,先天性無(低)フィブリノゲン血症患者に不足が生じるのは避ける必要がある.
●現場でのフィブリノゲン製剤の適正使用が,将来のさらなる適応拡大や安定供給確保に不可欠である.
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