特集 内膜を極めるⅡ—婦人科疾患の治療と内膜機能—
2.広汎子宮頸部摘出術と子宮内膜機能
西尾 浩
1
,
青木 大輔
1
H. Nishio
1
,
D. Aoki
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1137-1140
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001445
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出産年齢の高齢化と子宮頸癌の若年化に伴い,初期子宮頸癌に対する妊孕能温存術式としての広汎子宮頸部摘出術の重要性が増している。がん治療としての根治性を担保しつつ,術後に子宮内膜機能が保たれ,最終的に妊孕能が維持されるかは重要な課題である。本稿では,本術式後の子宮内膜機能を中心に概説する。
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