特集 内膜を極めるⅠ―内膜の機能と着床をめぐる最近の話題―
4.子宮内膜着床能検査ERA®
川井 清考
1
,
髙柳 裕子
1
,
田島 麻記子
1
,
筋野 徒志雄
1
,
平岡 謙一郎
1
K. Kawai
1
,
Y. Takayanagi
1
,
M. Tajima
1
,
T. Sujino
1
,
K. Hiraoka
1
1亀田IVFクリニック幕張
pp.1049-1052
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001416
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ヒト子宮内膜が着床能の受容をもつ期間は個体差があるとされており,着床時期に変化する特異的な遺伝子の発現をもとに子宮内膜受容能を評価する子宮内膜着床能検査(ERA®)が普及してきている。ERA検査結果により黄体補充を調整後に胚移植を行うことで妊娠成績の改善が多数報告されている。本稿では,ERA検査の紹介,現在までに報告されている知見,そして当施設での臨床成績を踏まえて報告する。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.