特集 ART―先端技術の理論とエビデンス―
子宮内膜着床能(endometrial receptivity analysis;ERA)
京野 廣一
1
,
竹重 勇哉
2
,
吉永 光希
2
,
橋本 朋子
3
1京野アートクリニック高輪理事長
2京野アートクリニック高輪
3京野アートクリニック高輪副院長
キーワード:
子宮内膜着床能(ERA)
,
着床の窓(WOI)
,
反復着床不全(RIF)
,
ホルモン補充周期(HRC)
,
凍結融解胚移植(FET)
Keyword:
子宮内膜着床能(ERA)
,
着床の窓(WOI)
,
反復着床不全(RIF)
,
ホルモン補充周期(HRC)
,
凍結融解胚移植(FET)
pp.44-49
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.02_0044-0049
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子宮内膜着床能(ERA)とは,胚の最適な着床の窓(WOI)を調べる検査で,反復着床不全(RIF)が適応となる。RIF患者の検査結果は約30%がnon-receptiveといわれ,移植のタイミングを補正することで着床率の向上が期待できる。また最近では,年齢や不妊期間,炎症,出産の有無がERA検査の結果に関与することも報告されている。これらの点から,移植胚をGrade 5に統一し,ERA検査時および移植時に投与するプロゲステロン(P4)製剤を統一することより,ERAの精度が向上し,さらに有効性も向上することが期待される。「KEY WORDS」子宮内膜着床能(ERA),着床の窓(WOI),反復着床不全(RIF),ホルモン補充周期(HRC),凍結融解胚移植(FET)
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