臨床経験
新しい経口GnRHアンタゴニスト製剤の子宮筋腫に対する効果
合阪 幸三
1
,
土屋 富士子
1
,
板橋 香奈
1
,
能瀬 さやか
1
,
長谷川 亜希子
1
,
小畑 清一郎
1
,
平池 春子
2
K. Aisaka
1
,
F. Tsuchiya
1
,
K. Itabashi
1
,
S. Nose
1
,
A. Hasegawa
1
,
S. Obata
1
,
H. Hiraike
2
1浜田病院
2帝京大学医学部産婦人科
pp.667-667
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001311
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子宮筋腫核出術の術前投与としてGnRHアンタゴニストを4〜8週間投与した症例について,子宮筋腫核の縮小程度,血中エストラジオール値の変化,貧血の改善度をGnRHアゴニストと比較検討した。GnRHアンタゴニストではGnRHアゴニストにみられるようなflare upがないので,粘膜下筋腫合併例でも安全に使用可能である。投与後速やかに血中エストラジオール値が低下するので,GnRHアゴニストに比較して短期間の投与により,筋腫核出術における手術時所見を速やかに改善することが明らかとなった。
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