Japanese
English
原著
40歳以上の月経困難症に対するGnRHアンタゴニストとジエノゲストを組み合わせた新しい治療法―予期せぬ不正子宮出血を防止するために―
A new treatment combination of GnRH antagonist and dienogest for dysmenorrhea over 40 years of age―Prevention of unexpected irregular bleeding―
合阪 幸三
1
,
土屋 富士子
1
,
板橋 香奈
1
,
森嶋 かほる
1
,
山村 菜実
1
,
長谷川 亜希子
1
,
能瀬 さやか
1
,
髙橋 優
1
,
成田 吉央
1
,
加藤 匠
1
,
平池 春子
2
,
長阪 一憲
2
1御茶ノ水・浜田病院産婦人科
2帝京大学医学部産婦人科
キーワード：
月経困難症
,
ジエノゲスト
,
GnRHアンタゴニスト
,
不正子宮出血
,
sequential therapy
Keyword:
月経困難症
,
ジエノゲスト
,
GnRHアンタゴニスト
,
不正子宮出血
,
sequential therapy
pp.337-340
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001070
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要旨
ジエノゲスト（D）投与中の予期せぬ破綻出血を防止する新しい治療法の開発を試みた．D（1mg/day）投与前に2週間GnRHアンタゴニスト（G）を先行投与した群，および直接Dを投与した群に分け，D投与開始から不正子宮出血出現までの期間を比較した．Gの先行投与により不正子宮出血出現までの期間は有意に延長した．GとDを組み合わせることにより，患者のQOLに配慮した月経困難症に対する長期間の薬物療法の可能性が示唆された．
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