今月の臨床 月経異常に対するホルモン療法を極める!―最新エビデンスと処方の実際
月経困難症・過多月経
GnRHアナログ
GnRHアンタゴニストの使い方
中村 寛江
1
,
平池 修
1
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.1081-1086
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210524
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●子宮筋腫治療の新たな選択肢として,2019年3月に本邦発の経口GnRHアンタゴニスト製剤であるレルゴリクス(レルミナ®)が上市された.
●GnRHアンタゴニストの特徴は,flare upなく速やかにエストロゲン分泌を抑制すること,比較的早期に子宮筋腫縮小効果・貧血改善効果がみられることなどである.
●子宮内膜症性骨盤痛に対するレルゴリクスの有効性が第Ⅲ相試験で確認され,今後の適応拡大が期待されている.
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