特集 産婦人科診療で用いられるバイオマーカー
一絨毛膜双胎管理における胎児超音波検査
中田 雅彦
1
,
長崎 澄人
1
,
鷹野 真由実
1
,
早田 英二郎
2
1東邦大学大学院医学研究科産科婦人科学講座、東邦大学医療センター大森病院産婦人科
2東邦大学医療センター大森病院産婦人科
pp.1235-1240
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000144
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一絨毛膜双胎では,TTTS をはじめとした各種合併症が存在する。またそれらの合併症に対して,現在では胎児治療という手段が用いられるようになっている。特に超音波検査によって得られるバイオマーカーは,診断のみならず治療の判定にも有用であり,また病態の推定や予後予測にも役立つ。臍帯動脈や中大脳動脈,静脈管血流といったバイオマーカーを利用した周産期管理が重要となっている。
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