特集 超音波がもたらす産婦人科診療の新機軸
Ⅱ.臨床への新たな活用法と工夫
5.一絨毛膜双胎の管理
鷹野 真由実
1
,
中田 雅彦
1
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
キーワード:
一絨毛膜双胎
,
双胎間輸血症候群
,
超音波ドプラ法
Keyword:
一絨毛膜双胎
,
双胎間輸血症候群
,
超音波ドプラ法
pp.145-149
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000038
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要旨
一絨毛膜双胎の妊娠管理において,超音波検査は妊娠初期の膜性診断にはじまり,妊娠中期以降では双胎間輸血症候群など特有の合併症の診断に用いられる.所見を基に治療介入や早期娩出の必要性が検討されるため,一絨毛膜双胎では全妊娠期間を通して頻回かつ精細な超音波検査を要する.また近年では,妊娠初期のパラメータを用いた一絨毛膜双胎の合併症リスク評価や児の循環変化に着目した病態評価にも超音波検査が用いられる.
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