特集 産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
一絨毛膜性双胎の管理
村越 毅
1
1聖隷浜松病院 産婦人科・総合周産期母子医療センター
キーワード:
妊娠管理
,
双生児の疾患
,
胎児間輸血
,
胎児発育遅滞
,
胎盤循環
,
Discordant Twin
,
一絨毛膜性双胎
,
無心体
Keyword:
Fetal Growth Retardation
,
Fetofetal Transfusion
,
Prenatal Care
,
Diseases in Twins
,
Placental Circulation
pp.723-730
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022248368
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1絨毛膜双胎は胎盤吻合血管による特徴的な疾患群が存在する。吻合血管の役割と吻合血管に起因する疾患の病態を理解することが大切である。特に双胎間輸血症候群においては適切な胎児治療により予後が改善されている。また、1絨毛膜双胎一児発育不全や双胎貧血多血症では胎児の状態の慎重な観察により適切な娩出時期を判断することが大切である。胎児治療可能な疾患についてはその適応を理解する。
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