特集 産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
13.一絨毛膜双胎と関連する病態への対応は?
石井 桂介
1
1大阪母子医療センター産科
キーワード:
TTTS
,
selective FGR
,
TAPS
Keyword:
TTTS
,
selective FGR
,
TAPS
pp.177-181
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000546
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要旨
一絨毛膜双胎と関連する病態には,双胎間輸血症候群(TTTS),一児の発育不全(selective FGR),twin anemia-polycythemia sequence(TAPS)と無心体双胎(TRAP sequence)があり,いずれも極めてハイリスクである.今回の改訂ではTAPSを注目すべき疾患と考え解説が加えられた.それぞれの疾患の診断基準を理解したうえで,2週毎の超音波検査を行うこと,そして疾患を疑う場合には胎児治療施設や新生児管理が可能な施設と密な連携をとることが重要である.
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