Japanese
English
特集 進化する胎児治療――研究と臨床の最新情報
一絨毛膜双胎のレーザー手術
-――どこまで適応が広がったか
Expanded indications of fetoscopic laser photocoagulation for monochorionic twins
山本 亮
1
Ryo YAMAMOTO
1
1大阪母子医療センター産科
キーワード:
胎児鏡手術
,
双胎間輸血症候群(TTTS)
,
selective FGR
Keyword:
胎児鏡手術
,
双胎間輸血症候群(TTTS)
,
selective FGR
pp.581-584
発行日 2024年11月23日
Published Date 2024/11/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291080581
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
胎児鏡下レーザー凝固術(FLP)は,一絨毛膜双胎において両児間の吻合血管が関与する病態に行われる胎児治療である.双胎間輸血症候群(TTTS)に対するFLPは標準治療と位置づけられ,わが国でも疾患の重症度や手術時期に関する適応拡大がなされてきた.Selective FGRでは,わが国独自の適応である羊水過少と臍帯動脈血流異常を伴う症例に対してFLPが行われ,長期的な予後が明らかになってきた.TAPSにおいては,FLPの適応を含む標準的な管理方針は定まっていない.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.