Japanese
English
特集 むずかしくない血管炎
臨床例
肺胞出血をきたし確定診断に難渋したIgA血管炎
IgA vasculitis resulting in alveolar hemorrhaging with difficulty in diagnosis
栗山 幸子
1
,
間嶋 佑太
1
Sachiko Kuriyama
1
,
Yuta Majima
1
1静岡市立静岡病院皮膚科
1Department of Dermatology, Shizuoka Municipal Hospital
キーワード:
IgA血管炎
,
肺胞出血
Keyword:
IgA血管炎
,
肺胞出血
pp.486-489
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002044
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
・肺胞出血を生じたが救命しえたIgA血管炎を経験した.
・当初は皮膚症状が先行し,蛍光抗体直接法(DIF)でIgAが陰性であったため確定診断に難渋した.
・皮膚生検では血管壁のIgA免疫複合体の沈着は48時間以上経過すると消失するため可及的速やかに生検を行うべきである.
・IgA血管炎でも肺胞出血など全身症状を呈することがあり,致命的となる.
(「症例のポイント」より)
Copyright © 2020, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.