Japanese
English
症例
α-グルコシダーゼ阻害薬の関与が疑われた回盲部腸管気腫症の1例
A case of peumatosis cystoides intestinalis associated with alpha glucosidase inhibitors
崎尾 亮太郎
1
,
鯉沼 広治
1
,
太白 健一
1
,
猪瀬 悟史
1
,
栗原 克己
1
,
金井 信行
1
R. Sakio
1
,
K. Koinuma
1
,
K. Osiro
1
,
S. Inose
1
,
K. Kurihara
1
,
N. Kanai
1
1新小山市民病院外科
キーワード:
腸管気腫症
,
α-グルコシダーゼ阻害薬
,
フリーエア
Keyword:
腸管気腫症
,
α-グルコシダーゼ阻害薬
,
フリーエア
pp.1372-1377
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1372
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はじめに 腸管気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis:PCI)は腸管の粘膜下や漿膜下に多発性囊胞が存在する病態をいう.その成因には諸説あげられるが,近年では糖尿病治療薬であるα-グルコシダーゼ阻害薬(以下,α-GI)の関与が報告されている.今回,α-GIの関与が疑われた,フリーエアと腹水を伴う回盲部腸管気腫症の1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020