1 IgA血管炎

IgA血管炎はこれまでHenoch-Schönlein紫斑病やアレルギー性紫斑病，アナフィラクトイド紫斑病などと複数の名称でよばれてきた疾患である^1）。2012年の改定Chapel Hill分類において，病名を人名などに因んだeponymから，病態をより反映する名称へ改めることが決定され，本疾患もこれに伴ってIgA血管炎の病名が正式名称となった^1）2）。