小児保健
Down症乳幼児をもつ母親の心理とソーシャルサポート
水内 豊和
1
,
高田(涌井) 悠希
2
1富山大学人間発達科学部
2富山市恵光学園
キーワード:
Down症
,
母親
,
障害告知
,
出生前診断
,
ソーシャルサポート
Keyword:
Down症
,
母親
,
障害告知
,
出生前診断
,
ソーシャルサポート
pp.321-327
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001227
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Down症児を育てている母親が,これまでにかかわった人やサービスから受けた支援や言葉がけによって抱いた感情について明らかにするため,7名の母親を対象としフォーカスグループインタビューを行った.その結果,① Down症児の育ちについて産婦人科医と小児科医とが正しく知り,双方が連携して,Down症について情報共有・提供すること,② 母親が必要としていることはDown症児がどのような成長をし,どのような暮らしをしているのか,といった将来を見据えた情報に加え,Down症児を含めた家族がどのような思いをもって暮らしているのかも合わせて伝えること,の2点が重要であることが示唆された.
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