綜説
小児1型糖尿病に対するsensor-augmented pump療法
松井 克之
1
,
田川 晃司
1
1滋賀医科大学小児科学講座
キーワード:
小児1型糖尿病
,
インスリンポンプ
,
持続血糖モニター
,
sensor-augmented pump
,
low glucose suspend
Keyword:
小児1型糖尿病
,
インスリンポンプ
,
持続血糖モニター
,
sensor-augmented pump
,
low glucose suspend
pp.397-405
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000823
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sensor-augmented pump(SAP)はインスリンポンプにリアルタイム持続血糖測定(real-time CGM)システムが付随したデバイスであり,小児1型糖尿病治療において使用が増えている.ポンプにより微少量のインスリン投与が可能であるため,より生理的なインスリン投与が可能である.さらにCGMにより疑似血糖値といえるセンサーグルコース値を測定することで低血糖や高血糖の頻度を減らすことができる.最近は低血糖予防機能のついたSAPも使用可能となった.利点は多いが,注意すべき点もあり,より専門的な対応を必要とする.デバイスの特性を理解しながら,過信せずうまく利用していくようにしたい.
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