綜説
早産児無呼吸発作に対するカフェイン療法
近藤 昌敏
1
1東京都立小児総合医療センター新生児科副院長
キーワード:
apnea of prematurity
,
caffeine
,
theophylline
,
early therapy
,
high dose therapy
Keyword:
apnea of prematurity
,
caffeine
,
theophylline
,
early therapy
,
high dose therapy
pp.389-395
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000822
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早産児の呼吸中枢の成熟は35週ぐらいまでかかることが多く,そのため早産児無呼吸発作が認められる.無呼吸発作に対する薬物療法は,メチルキサンチン製剤の投与が第一選択薬である.そのなかで現状ではカフェインが選択されることが多くなっており,またそれを指示する結果も出ている.同時にカフェインの早期投与による予後改善が期待されている.しかし至適投与量については今後さらなる検討が必要である.
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