綜説
Sensor-augmented pump(SAP)を用いた小児1型糖尿病治療
神野 和彦
1
1県立広島病院小児科
キーワード:
Sensor-augmented pump
,
1型糖尿病
,
センサグルコース値
,
低血糖
,
Predictive low-glucose insulin suspension
Keyword:
Sensor-augmented pump
,
1型糖尿病
,
センサグルコース値
,
低血糖
,
Predictive low-glucose insulin suspension
pp.63-69
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000733
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
インスリン強化療法の一つである持続皮下インスリン注入療法(CSII)が小児でも増加している.持続血糖モニター(CGM)を用いてインスリンの調整を検討することも増えてきた.リアルタイムにCGMデータがインスリンポンプに反映されるSensor-augmented pump(SAP)が使用でき,継続的なSAP使用により血糖コントロールは改善することが報告されている.しかし,約3分の1の例で継続することが困難である.よって,SAPの継続支援がよりよい血糖コントロールの達成に必要である.今後クローズドループインスリンポンプに進化すると,血糖コントロールの改善に加えて,患児や家族のQOLの改善が期待される.
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.