Japanese
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特集 TKAの成績向上のためのバイオメカニクス
Augmented realityを応用したTKA
Augmented reality-assisted TKA
塚田 幸行
1
,
小川 博之
1
,
黒坂 健二
1
,
齊藤 昌愛
1
,
西野 正洋
1
,
平澤 直之
1
Sachiyuki TSUKADA
1
1北水会記念病院,整形外科
キーワード:
Knee arthroplasty
,
Navigation
,
Smartphone
Keyword:
Knee arthroplasty
,
Navigation
,
Smartphone
pp.25-29
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002417
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要旨:Augmented reality(AR)は,現実世界にコンピュータで作成した情報を加える映像技術である。われわれは,スマートフォンのカメラを利用したARを人工膝関節全置換術(TKA)・人工膝関節単顆置換術(UKA)用のナビゲーションに応用した。ARナビゲーションは,大腿骨遠位部・脛骨近位部の骨切り角度をリアルタイムで知るのみでなく,大腿骨および脛骨の機能軸や大腿骨頭中心の位置を術野に投影して見ることを可能にする。TKA症例における目標設置角と術後下肢全長X線で測定した設置角との差の絶対値は,脛骨近位部で1.3°±1.1°,大腿骨遠位部で1.1°±1.0°であり,大腿骨側では髄内ロッドを使用した骨切りの誤差(2.2°±1.6°)と比較して有意に高い精度が得られた(95%信頼区間0.5°~1.8°,p<0.001)。
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