特集 小児医療における診断・治療の進歩2018
Ⅱ.治療技術
23.疾患特異的iPS細胞を用いた遺伝子治療・個別化医療
池原 甫
1
1千葉大学大学院医学研究院小児病態学
キーワード:
疾患特異的iPS細胞
,
再生医療
,
疾患モデル
,
オルガノイド
,
個別化医療
Keyword:
疾患特異的iPS細胞
,
再生医療
,
疾患モデル
,
オルガノイド
,
個別化医療
pp.1777-1783
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000675
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iPS細胞は,生物化学的基礎研究のデバイスとしても,難治性疾患・希少疾患の病態解析や創薬研究のデバイスとしても今非常に注目が集まっている.これまでの動物モデルや,細胞モデルでの研究と比較して,ヒト細胞を,さらに標的臓器そのものの細胞に分化させて行う創薬研究は,より患者の病態に近い状態でのハイスループットスクリーニングが可能となる.将来的には,患者由来のiPS細胞を用いてより個別性の高い薬剤治療法の開発や難治疾患の病態解明が期待されている.
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