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特集 骨折治療の現在地を知る!
Ⅴ.高齢者・脆弱性骨折
骨粗鬆症性椎体骨折の診療update
Update on diagnosis and treatment for osteoporotic vertebral fracture
星野 雅俊
1
,
高橋 真治
2
,
寺井 秀富
2
,
並川 崇
1
,
松村 昭
1
Masatoshi HOSHINO
1
,
Shinji TAKAHASHI
2
1大阪市立総合医療センター,整形外科・側弯症センター
2大阪公立大学大学院医学研究科,整形外科学教室
キーワード:
Osteoporosis
,
Vertebral fracture
,
Treatment
Keyword:
Osteoporosis
,
Vertebral fracture
,
Treatment
pp.589-596
発行日 2024年4月30日
Published Date 2024/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002971
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年間発生420万件とも試算される骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)の診療成績の改善や標準化は大きな社会課題である。診断に関しては臨床OVF,骨粗鬆症,OVFの予後予測について,治療に関しては保存治療,椎体形成術,手術治療について,それぞれ最新の話題をレビューした。コクランシステマティック・レビューを含めて様々なシステマティック・レビュー,メタ解析が報告され,各国の骨粗鬆症ガイドラインも更新されている。CTハンスフィールド値の有用性のエビデンスが積み上げられ,人工知能(AI)は今後の医療には不可欠な技術になるであろう。椎体形成術に最大の課題は適応の最適化である。手術治療の標準化ははるか先と思える。
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