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第1土曜特集 痛み――慢性痛研究の最近の話題と将来展望
治療
骨粗鬆症性椎体骨折の治療にエビデンスはあるのか?
Is there evidence for the treatment of osteoporotic vertebral fractures?
星野 雅俊
1
,
寺井 秀富
2
,
高橋 真治
2
Masatoshi HOSHINO
1
,
Hidetomi TERAI
2
,
Shinji TAKAHASHI
2
1大阪市立総合医療センター整形外科
2大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学
キーワード:
骨粗鬆症
,
椎体骨折
,
治療
Keyword:
骨粗鬆症
,
椎体骨折
,
治療
pp.88-93
発行日 2021年7月3日
Published Date 2021/7/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2780188
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痛みの克服は高齢者の日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の向上に大きく寄与するため重要テーマであり,骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)は高齢者の痛みの原因となる代表的疾患である.急性期臨床椎体骨折の治療に関する文献的考察と自験データをまとめたところ,「骨粗鬆症性椎体骨折の治療にエビデンスはあるのか?」への答えは「いいえ」であった.われわれ整形外科医が第一義的責任を持ってその治療体系の策定を行うべきであり,超高齢社会におけるその責務は大きい.
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