Japanese
English
臨床
新鮮腰椎分離症の発生側とスポーツ種目の関係
Relationship between the side of occurrence of fresh lumbar spondylolysis and sports events
三宅 秀俊
1
,
石川 徹也
1
,
杉山 貴哉
1
,
氷見 量
1
,
渡辺 知真
1
Hidetoshi MIYAKE
1
1静岡みらいスポーツ・整形外科
キーワード:
Fresh lumbar spondylolysis
,
Side of occurrence
,
Sports events
Keyword:
Fresh lumbar spondylolysis
,
Side of occurrence
,
Sports events
pp.91-97
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002850
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要旨:新鮮腰椎分離症の発生側とスポーツ種目の関係について検討した。対象は新鮮腰椎分離症と診断された583例である。評価項目は新鮮腰椎分離症の発生側,スポーツ種目,利き手・利き足とした。全症例とスポーツ種目別とで発生側が「片側」か「両側」かについて検討し,さらに「片側」例のうち,発生側が「利き側」か「非利き側」かについて検討した。また各スポーツ種目のポジションごとに検討した。分離発生側は全体では片側61.9%(361例),両側38.1%(222例)であった。スポーツ種目別ではサッカー,野球,バレーボールは両側と比較し片側の割合が有意に高かった(p<0.05,p<0.01)。野球とバレーボールは利き側と比較し非利き側の割合が有意に高かった(p<0.05,p<0.01)。ポジション別では野球の投手,捕手,バレーボールのアタッカー,陸上競技の投擲種目において非利き側が多かった。オーバーヘッド動作を伴う種目は腰椎回旋に伴い非利き側発生が多くなったと考えられる。
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