Japanese
English
新しい医療技術
データ欠測値を補う多重代入法
Multiple imputation to deal with missing data
山手 智志
1
,
濵井 敏
1
,
藤田 努
2
,
小西 俊己
1
,
中尾 侑貴
1
,
中島 康晴
1
Satoshi YAMATE
1
,
Tsutomu FUJITA
2
1九州大学,整形外科
2九州大学病院,リハビリテーション部
キーワード:
Multiple imputation
,
Predictive mean matching(PMM)
,
Synthetic data
Keyword:
Multiple imputation
,
Predictive mean matching(PMM)
,
Synthetic data
pp.1603-1606
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002807
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要旨:多重代入法は,対象全体における治療効果の推論を行うのに必要な統計学的手法である。実世界で生じる欠測値は一般に「完全にランダムな欠測」ではないため,欠測値を含むデータ解析には,多重代入法の適応を検討すべきである。多重代入法は,世界の質の高い臨床研究で普及し始めている手法だが,わが国ではまだ一般的に認知されていない。欠測値にも注目することで,さらなる医学の発展への新たな手がかりが見つかるかもしれない。
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