Japanese
English
特集 感覚障害のリハビリテーションの現状
聴覚障害を補う機器と環境整備
Hearng aids and other devices for the heairng impaired.
細井 裕司
1
,
西村 忠己
1
,
岡本 雅典
1
,
井上 詩乃
1
,
阪口 剛史
1
Hiroshi Hosoi
1
,
Tadashi Nishimura
1
,
Masanori Okamoto
1
,
Shino Inoue
1
,
Takefumi Sakaguchi
1
1奈良県立医科大学耳鼻咽喉科学教室
1Department of Otorhinolaryngology, Nara Medical University
キーワード:
聴覚障害
,
補聴器
,
フィッティング
,
超音波
,
難聴者支援機器
Keyword:
聴覚障害
,
補聴器
,
フィッティング
,
超音波
,
難聴者支援機器
pp.703-706
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109826
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はじめに
聴覚障害を補う機器として補聴器は最も広く利用されている.補聴器の取り扱いには,難聴者,耳鼻咽喉科医,言語聴覚士,難聴・聾教育の教師,補聴器のメーカー,補聴器のディーラー,行政など多くの職種や人が関係する.このことは,補聴器の工学的進歩などハード面だけでなく,フィッティング法などソフト面,そして社会的な面にも関心を払っておく必要があることを意味している.また,すべての聴覚障害者が補聴器で十分なコミュニケーション能力の改善が得られるとは限らない.難聴の程度,性質によっては人工内耳や視覚の活用などが必要になってくる.
本稿では,補聴器,ならびにそれを取り巻く環境,補聴器以外のコミュニケーション手段について述べる.
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