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特集 整形外科におけるコンピュータ支援技術
わが国の整形外科におけるコンピュータ支援技術の歴史・現状・今後の発展
History, current status, and future development of computer-assisted technology in orthopaedic surgery in Japan
菅野 伸彦
1
,
濱田 英敏
1
,
前田 ゆき
1
,
上村 圭亮
2
,
高嶋 和磨
2
Nobuhiko SUGANO
1
,
Keisuke UEMURA
2
1大阪大学大学院医学系研究科,運動器医工学治療学寄附講座
2同上,器官制御外科学講座
キーワード:
Computer-assisted orthopaedic surgery
,
Navigation
,
Robotics
Keyword:
Computer-assisted orthopaedic surgery
,
Navigation
,
Robotics
pp.997-1006
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002665
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要旨:1990年代後半から臨床的に実用化されてきたナビゲーションやロボティクスをはじめとするコンピュータ技術を活用したコンピュータ支援整形外科手術(CAOS)システムは,コンピュータ機器やセンサー,ソフトウェアや医用画像装置の進歩で,計測や動作速度および精度が向上してきている。脊椎手術,人工股関節および人工膝関節などに最初に臨床応用され,骨切り術,外傷手術,腫瘍手術,人工肩関節へとCAOS応用は広がってきている。ロボット支援システム,人工肩関節への応用,VR・AR・MRを活用した術前教育および術中支援が最近のCAOSの潮流である。コンパクトで簡易なCTフリーナビゲーションと対峙するCTベースシステムも,手術での効能に合わせて新たに開発されてきており,今後は人工知能(AI)の活用が様々なアプリケーションに組み込まれていくと思われる。
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