Japanese
English
特集 医療DX
ロボット手術時代における股関節外科医の役割
Role of hip surgeons in the era of robotic surgery
大嶋 浩文
1
Hirofumi OSHIMA
1
1NTT東日本関東病院,整形外科・人工関節センター
キーワード:
Computer-assisted orthopaedic surgery
,
Total hip arthroplasty
,
Robotics
Keyword:
Computer-assisted orthopaedic surgery
,
Total hip arthroplasty
,
Robotics
pp.1203-1209
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003124
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:近年,高度先端技術の医学への応用が急速に進み,各科でcomputer-assisted surgeryの適応が拡大している。人工股関節全置換術(THA)においては,ロボティックアーム支援システム(Mako)が臨床応用され,今まで以上に良好な成績が期待できるようになった。日々医療が進歩していくなかで,股関節外科医に求められていることは,このような先端技術を最大限患者に還元することである。引き続き様々な角度からの検証を続け,THAの最終目標であるforgotten jointを達成するために,より質の高い手術を追及すべきである。一方で,次の世代の育成にも取り組まなければならない。先端技術を享受する若き整形外科医は従来法のTHAの基本手技を疎かにしがちである。関節温存手術,難症例THA,再置換術など,Makoの適応とはならない症例に対応できるよう,柔軟な教育体制を整えていくべきである。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.