Japanese
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手術
人工膝関節単顆置換術(UKA)をより正確に行うために
-—ナビゲーションを使用したUKA—
Surgical technique for unicompartmental knee arthroplasty(UKA)using navigation system
下﨑 真吾
1
,
下﨑 英二
1
Shingo SHIMOZAKI
1
1下崎整形外科医院
キーワード:
UKA
,
Navigation
,
Surgery
Keyword:
UKA
,
Navigation
,
Surgery
pp.463-470
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002105
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要旨:人工膝関節単顆置換術(UKA)において正確な骨切り面の獲得は,脛骨インプラント下骨折などの合併症を防ぐためにも重要事項である。われわれの内側UKAについての研究では,骨切りガイド設置時と骨切り後の骨切り面の角度の誤差は,脛骨側で最大6°内反,6°前傾していた。また,大腿骨遠位でも,最大で6°内反,5.5°伸展して骨切りされていた。この結果から,一回の骨切りでは正確な骨切りはできないことが明白であった。ナビゲーションを適切に使用し,骨切り後の骨切り面の確認と微調整を行うことで,正確な骨切りとインプラント設置を獲得できる。また,ナビゲーションを使用し術中に下肢アライメントを確認することで過矯正による健側コンパートメント障害の危惧を減らすことができると考える。われわれの手術手技のコツが,術中ナビゲーションを用いた正確なUKAの一助となることを期待する。
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