扉

整形外科手術は，コンピュータ技術の導入により大きく進歩した。解剖学での知識の集積により大きく発展した外科手術は，手術機器の改良や手技の低侵襲化によりさらなる進歩を遂げ，現在ではデジタル化の時代を迎えている。実際にコンピュータソフトウェアを用いた三次元術前計画は広く普及し，さらに機能を考慮した計画も行われるようになっている。また術前計画を再現する手術の実施には，ナビゲーションをはじめAR，VR技術を用いた手術やロボット支援手術も行われている。今回の特集では，現状で使用もしくは開発されているコンピュータ支援手術についてトップランナーの先生方に執筆をお願いした。