Japanese
English
症例
小児の骨形成不全症に生じた大腿骨頚部骨折の長期経過
Long-term functional and radiographic outcome of femoral neck fracture in pediatric osteogenesis imperfecta
田中 康照
1
,
伊藤 順一
1
,
田中 弘志
1
,
小﨑 慶介
1
Yasuteru TANAKA
1
1心身障害児総合医療療育センター,整形外科
キーワード:
Osteogenesis imperfecta
,
Femoral neck fracture
,
Child
Keyword:
Osteogenesis imperfecta
,
Femoral neck fracture
,
Child
pp.225-228
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002464
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要旨:骨形成不全症の8歳7カ月男児で,走行中に大腿部痛を自覚し受傷した大腿骨頚部骨折(FNF)に対し,牽引後に観血的整復内固定術(ORIF)を施行した。術後は外固定,漸増的荷重訓練を行い骨癒合を得た。術後12年にわたり骨頭壊死,再骨折,内反股はなくADLは自立している。その要因としては,受傷機転が低エネルギーであったこと,頚体角を外反位に整復したこと,48週の漸増的荷重プログラムを行ったこと,自主的な荷重制限を行ったことなどが考えられる。
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