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特集 整形外科領域におけるリアルワールドデータを用いた研究
リウマチ性疾患データベースNinJaを用いた整形外科研究
Orthopaedic study using National Database of Rheumatic Diseases in Japan(NinJa)
安井 哲郎
1
Tetsuro YASUI
1
1帝京大学医学部附属溝口病院,整形外科
キーワード:
Rheumatoid arthritis
,
Cohort study
,
Orthopaedics
Keyword:
Rheumatoid arthritis
,
Cohort study
,
Orthopaedics
pp.1531-1540
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001941
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要旨:関節リウマチ(RA)は,四肢体幹の滑膜関節の炎症およびそれに起因する関節破壊を特徴とする慢性疾患である。RAは患者ごとに病態が大きく異なることが知られており,RAの病状や治療に関する研究を行う場合,少数の患者だけを対象としたのでは偏った検討を行ってしまう可能性がある。大規模コホートを構築し解析に供する意義は大きい。National Database of Rheumatic Diseases in Japan(NinJa)は,多施設共同のリウマチ性疾患患者データベースである。リウマチ患者の病状,薬物治療,手術治療に関する情報を各登録患者から年1回収集している。登録患者数は約15,000例(本邦RA患者の約1%)と多く,関節ごとの状態や手術情報が記録されていることから,このデータベースを用いた整形外科研究が随時行われている。
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