Japanese
English
臨床
当院における骨転移診療についての現状と他科医師へのアンケート調査
Multidisciplinary management of patients with bone metastases using questionnaire survey to non-orthopaedic doctors in our hospital
堀田 和志
1
,
江森 誠人
2
,
小林 拓馬
1
,
中橋 尚也
3
,
堀口 雄平
4
,
山下 敏彦
2
Kazushi HORITA
1
,
Makoto EMORI
2
,
Naoya NAKAHASHI
3
,
Yuhei HORIGUCHI
4
1滝川市立病院,整形外科
2札幌医科大学,整形外科学講座
3釧路赤十字病院,整形外科
4市立室蘭総合病院,整形外科
キーワード:
Bone metastasis
,
Questionnaire survey
,
Orthopaedics
Keyword:
Bone metastasis
,
Questionnaire survey
,
Orthopaedics
pp.223-229
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001632
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要旨:がん患者の運動器障害に対して,整形外科の積極的な関わりが求められており,cancer boardの設立などにより一定の成果を上げている。しかしながら,cancer boardが開設できていないがん治療における地方中規模病院での骨転移診療の現状は,よくわかっていない。そこで当院を含めた中規模病院での骨転移診療の現状を調査し,それを踏まえてがん治療科医師へのアンケート調査を行うことで,骨転移診療の問題点を明らかにした。整形外科の関与を求める割合は,これまでの報告よりも少なく,関与状況に関しては約7割が現状で良いと回答した。地方中規模病院でのがん患者の運動器障害に対するADLおよびQOL向上には,現状以上に整形外科およびがん治療科医師の意識を変える必要がある。
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