Japanese
English
臨床
ストリートダンスにおける運動器外傷・障害の発生状況
Musculoskeletal injuries incidence in street dance
向井 力哉
1
,
寺本 篤史
1
,
神谷 智昭
1
,
渡邉 耕太
2
,
山下 敏彦
1
Rikiya MUKAI
1
,
Kota WATANABE
2
1札幌医科大学医学部,整形外科学講座
2札幌医科大学保健医療学部,理学療法学第二講座
キーワード:
Street dance
,
Injury
,
Disability
Keyword:
Street dance
,
Injury
,
Disability
pp.845-849
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001326
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:ストリートダンスは競技人口が増加している。しかしストリートダンスに伴う運動器外傷・障害発生状況に対する調査は極めて少ない。本研究では大学生122名を対象にストリートダンスにおける運動器外傷・障害発生状況を調査した。記入回答式アンケート配布ならびにGoogleフォームを用いて回答を得た。調査項目は受傷歴,受傷後の医療機関受診の有無,受傷部位,ダンス歴,競技レベル(趣味もしくは大会参加レベル),練習頻度,ダンス種目とした。外傷・障害歴の有無と各調査項目との関係をunpaired t-test,Chi-squared testを用いて解析した。外傷・障害の経験があるものは54名44.2%で,そのうち病院を受診したことがあるものは37.0%であった。受傷部位は足部・足関節が30.0%と最も多く,次いで 膝22.9%,腰15.7%であった。ダンス種目別ではブレイクダンスが最も多く88.2%であった。外傷・障害の経験があるものは練習回数および練習時間が有意に多かった。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.