Japanese
English
特集 リバース型人工肩関節
リバース型人工肩関節の診療ガイドライン
Japanese Orthopedic Society guideline for the reverse shoulder arthroplasty
山門 浩太郎
1,2
Kotaro YAMAKADO
1,2
1福井総合病院,整形外科
2日本肩関節学会リバース型人工肩関節運用委員会委員長
キーワード:
Reverse shoulder arthroplasty
,
Guideline
,
Shoulder arthroplasty
Keyword:
Reverse shoulder arthroplasty
,
Guideline
,
Shoulder arthroplasty
pp.1449-1453
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001086
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:リバース型人工肩関節置換術(RSA)は2014年4月に認可を受け,本邦での使用が開始された。諸外国における導入初期の高い合併症発生率を鑑み,また本邦におけるデバイスラグ克服の観点から臨床治験を行わずに導入された経緯から,RSAの使用にあたっては全例登録とガイドライン遵守が求められている。ガイドラインでは,厳格な実施医基準に基づく講習会の受講が義務づけられ,それによりRSAに関する必要な知識と技量の習得が担保される。現行ガイドラインのもと,RSAの本邦への導入は期待以上に順調に達成された。一方,ガイドラインはすべての症例において機械的に適応されるものではないが,やむをえない事情によりガイドラインを逸脱する場合は,合理的な理由を明確化し,説明と同意を記録に残すことが必須となる。現在,新たなガイドラインの作成が行われているが,適応と運用基準の拡大により,さらに多くの成果が得られることが期待される。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.