Japanese
English
臨床
TLIFにおける直方体形状の移植骨の有用性
Effectiveness of rectangular shaped bone graft for TLIF
近藤 幹大
1
,
吉岡 淳思
1
,
田中 健一郎
1
,
加藤 誠
1
,
村松 孝一
1
,
蜂谷 裕道
1
Mikihiro KONDO
1
1はちや整形外科病院
キーワード:
Rectangular shape
,
Bone graft
,
TLIF
Keyword:
Rectangular shape
,
Bone graft
,
TLIF
pp.1409-1414
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001069
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:腰椎後方椎体間固定術(PLIF)において移植骨形状を論じた報告は渉猟しうる限り存在しない。当院ではcage内には顆粒状の移植骨,cage外には直方体形状の移植骨を使用している。術後9カ月での骨癒合率は顆粒状の移植骨が86%,直方体形状の移植骨が84%,椎間外骨性架橋は2%,椎間関節癒合は3%,椎体終板骨囊腫は5%,椎弓根スクリューの緩みは5%であった。過去の報告を鑑みるとこれらの結果は良好であった。これらの偽関節の危険因子の発生率が低率であったことから,直方体形状の移植骨を用いることは椎間を安定化させる作用を有することが示唆された。また,移植骨形状の差異による骨癒合の優劣は認められなかった。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.