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特集 整形外科同種移植の現状と課題
同種骨移植の実際
-―マッシブアログラフトを用いた人工股関節再置換術―
Revision total hip arthroplasty using massive allografts
加藤 誠
1
,
蜂谷 裕道
1
,
村松 孝一
1
,
田中 健一郎
1
,
近藤 幹大
1
,
吉岡 淳思
1
Makoto KATO
1
1はちや整形外科病院
キーワード:
Revision THA
,
Allografts
,
Remodeling
Keyword:
Revision THA
,
Allografts
,
Remodeling
pp.1565-1571
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000697
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要旨:大きな骨欠損を伴う人工股関節再置換術では,その再建法の選択には難渋する。再置換の長期成績や,さらなる再々置換のことも考慮すれば,失われたbone stockを回復させることが重要になってくる。今回われわれは,同種骨を使用して人工股関節再置換術を行った50例50関節について調査した。全例において移植骨のincorporationを認め,臨床評価でも高い改善率を認めた。移植された同種骨は,経年的にremodelingが進行し,組織学的にもgraft-host interfaceから再生していることが確認できた。人工股関節再置換術において,大腿骨側の骨欠損に対するmassive allograftは極めて有用であると考えられる。
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