Japanese
English
臨床
胸腰椎損傷に対する椎体形成を併用した経皮的後方固定術の抜釘後矯正損失と臨床成績
Correction loss and clinical outcome of percutaneous posterior fixation with vertebroplasty for thoracolumbar injury
廣田 亮介
1
,
吉本 三徳
1
,
阿部 恭久
2
,
入船 秀仁
3
,
石川 一郎
4
,
山下 敏彦
1
Ryosuke HIROTA
1
,
Yasuhisa ABE
2
,
Hideto IRIFUNE
3
,
Ichiro ISHIKAWA
4
1札幌医科大学,整形外科
2札幌円山整形外科
3北海道大野記念病院,整形外科
4市立室蘭総合病院,整形外科
キーワード:
Thoracolumbar injury
,
Minimally invasive spine stabilization
,
Vertebroplasty
Keyword:
Thoracolumbar injury
,
Minimally invasive spine stabilization
,
Vertebroplasty
pp.1009-1013
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000968
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要旨:胸腰椎損傷に対して椎体形成を併用した経皮的後方固定術を施行し,術後抜釘術を行った18例を対象に,術後臨床成績と矯正損失を評価,検討した。症例は男性が14例,女性が4例,平均年齢は57.7歳,平均経過観察期間は27カ月であった。術後平均5日程度で,歩行は可能となっており早期離床が可能であった。術後12カ月以上経過し,単純X線像にて骨癒合を確認した後に,抜釘術を施行した。抜釘術後6カ月における局所後弯角の矯正損失は4.1°,楔状変形角の矯正損失は6.3°であり,整復位は比較的良好に保持されていた。初回手術直後から抜釘術後6カ月までの局所後弯角の矯正損失の程度で,矯正損失群・非損失群に分類し,2群間で術後歩行までに要した期間,在院日数,最終観察時JOA score,Denis Pain Scaleを比較したが,いずれの項目においても有意差を認めなかった。
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