Smiley face rod法で骨癒合が得られた発育期腰椎分離症の1例

Adolescent lumbar spondylolysis treated with smiley face rod pars defect repair；a case report

要旨：腰椎分離症は，スポーツ活動が原因の一つとされる。14歳女性陸上選手が第5腰椎分離症末期の診断で1年間の保存療法を行ったが腰痛が改善せず，smiley face rod法にて分離部修復術を施行した。術後3カ月後で分離部の骨連続性を認め，1年で抜釘術を施行した。抜釘後のCTでも両側分離部の骨癒合が維持できている。Smiley face rod法は整復が容易で，固定も強固となる。本症例でも骨癒合が得られ，腰痛の改善も得られた。