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今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
頸動脈超音波検査の最新技術と今後の課題
The state of the art technology of carotid ultrasound and future tasks
大浦 一雅
1
,
大庭 英樹
1,2
,
寺山 靖夫
1
1岩手医科大学内科学講座神経内科・老年科分野
2盛岡駅前おおば脳神経内科クリニック
キーワード:
3D超音波検査
,
造影超音波検査
,
SMI
,
Fusion
Keyword:
3D超音波検査
,
造影超音波検査
,
SMI
,
Fusion
pp.144-149
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201504
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Point
●3D超音波検査によって頸動脈プラークの体積を測定することが可能である.プラーク体積は内中膜複合体厚(IMT)やプラーク面積よりも鋭敏に治療効果の判定が可能である.
●超音波造影剤を用いた造影頸動脈超音波検査によって,プラーク内新生血管を観察することが可能である.頸動脈内膜剝離術の術前に造影頸動脈超音波検査を施行することで,術中の微小塞栓信号(MES)を予測することができる.
●SMIによって,造影剤を使用せずに頸動脈プラーク内の新生血管を観察できる可能性がある.
●FusionによってMRI・CTと同一の部位をリアルタイムに観察することが可能となり,経時的および検査者間での再現性の改善が期待される.
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