整形外科手術 名人のknow-how
LLIFにおける工夫
-―後腹膜腔展開を中心に―
金村 徳相
1
Tokumi KANEMURA
1
1江南厚生病院,整形外科・脊椎脊髄センター
pp.2-7
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000733
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側方経路腰椎椎体間固定術(lateral lumbar interbody fusion;LLIF)は専用のレトラクターと光源を用い,小展開ながらも十分な視野を得ながら後腹膜腔経路に腰椎椎体間固定を行う手術方法である。椎間板側方から椎間板線維輪切離と椎体横径におよぶ大型ケージ挿入により椎間高整復を行う。側方線維輪は切離するものの,靱帯組織(前・後縦靱帯,黄色靱帯,棘間靱帯など)を残したまま椎間高を整復するため,靱帯張力整復(ligamentotaxis)効果が得られ,間接除圧,冠状面および矢状面での矯正が可能である。
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