Japanese
English
特集 Hip-Spine-Knee syndrome
Slot scanning 3D X-ray imager(EOS)を用いた矢状面全身アライメント評価
Assessment of sagittal whole body alignment using EOS modality
岡本 昌士
1
,
長谷川 和宏
1
,
初鹿野 駿
1
Masashi OKAMOTO
1
1医療法人愛仁会 新潟脊椎外科センター
キーワード:
Sagittal whole body alignment
,
EOS imaging
,
Medical diagnostic image
Keyword:
Sagittal whole body alignment
,
EOS imaging
,
Medical diagnostic image
pp.795-802
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000505
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要旨:Computed radiography(CR)による撮影では,カセッテのサイズによって撮影範囲が限定され,さらに,頚胸椎移行部や腰仙椎移行部では画像の歪みや拡大のために脊椎アライメント計測が影響を受ける。一方,slot scanning 3D X-ray imager(EOS)では,立位全身撮影が可能で,CRのような画像の歪みや拡大が小さく,再現性の高い計測が可能である。脊柱変形患者では,立位姿勢を維持するために頭蓋,骨盤,および下肢アライメントを変化させて目的の姿勢を維持している(代償作用)。代償作用を理解するためには,脊柱や骨盤など局所アライメントをみるだけではなく,頭蓋骨や下肢をも含めた全身アライメントの評価が必要である。このような病態を理解するためには,頭蓋骨・骨盤・下肢を含めた立位全身アライメント評価が可能なEOSが極めて有用である。
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