特集 Hip-Spine-Knee syndrome
扉
松山 幸弘
pp.794-794
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000504
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Hip-Spine syndromeは1983年にOffierski,Macnabが提唱したことから始まる股関節と腰椎疾患が並存する概念である。しかし股関節専門医,脊椎専門医は過去においてはそれぞれ局所のみのアライメントに焦点を当てて検討を加えてきた事実がある。それぞれの専門家は股関節,脊椎双方の病態が並存することはある程度認識していても,下肢全長を含めた立位全脊柱X線像を撮影し,足関節,膝関節,股関節そして脊柱アライメントの評価を同時に行うようになったのは記憶に新しい。脊椎外科領域に関しては,2012年にFrank Schwabが成人脊柱変形分類を単純X線脊柱骨盤側面像を用いて策定してから多くの施設で立位全脊柱側面像を撮像し,骨盤アライメントを評価するようになった。
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