創刊60年記念特集 肩関節外科の進歩
鏡視下Bankart 修復術
山本 宣幸
1
,
井樋 栄二
2
1東北大学大学院医
2学系研究科,外科病態学講座整形外科学分野
キーワード:
Bankart repair
,
Labrum-IGHL complex
,
Suture anchor
Keyword:
Bankart repair
,
Labrum-IGHL complex
,
Suture anchor
pp.1219-1224
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000144
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肩関節前方脱臼に対する鏡視下Bankart修復術は世界標準の術式になっている。手術体位,ポータルの位置,アプローチ方法,使用するスーチャーアンカーなどは様々報告され,手術方法は術者によって異なっている。しかし,鏡視下Bankart修復術を行う上で最も重要なのは関節唇-下関節上腕靱帯複合体の機能再建を行うことである。適切に下関節上腕靱帯が緊張し骨頭の前方偏位を防ぐことができるように関節唇-下関節上腕靱帯複合体の機能再建を行うことがどの手術手技を用いても最終ゴールとなる。
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