特集 外傷性肩関節前方不安定症の治療戦略
鏡視下Bankart修復術後の関節窩骨形態の変化
酒井 忠博
1
,
濱田 恭
1
,
小田 智之
1
,
平岩 秀樹
2
,
土谷 早穂
2
,
川村 佑介
2
,
山下 暁士
2
1トヨタ記念病院整形外科
2名古屋大学整形外科
キーワード:
鏡視下Bankart修復術(arthroscopic Bankart repair)
,
関節窩骨形態の変化(bone morphological changes of glenoid)
,
骨性Bankart病変(bony Bankart lesion)
Keyword:
鏡視下Bankart修復術(arthroscopic Bankart repair)
,
関節窩骨形態の変化(bone morphological changes of glenoid)
,
骨性Bankart病変(bony Bankart lesion)
pp.1044-1050
発行日 2020年10月19日
Published Date 2020/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000394
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鏡視下Bankart修復術(arthroscopic Bankart repair;ABR)後に生じる関節窩骨形態の変化(bonemorphological changes of glenoid;BMCG)について検討した。ABR後の(-)BMCGはほぼ半分の症例に発生し、そのほとんどが骨性Bankart病変(bony Bankart lesion;BBL)のない症例に発生しており、(+)BMCGはほとんどがBBLのある症例に発生していた。BMCGの発生と患者側の各因子、術後に拡大したアンカー孔数や術後成績に有意な相関はなかった。
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