手術手技
上部進行胃癌に対するロボット支援脾温存脾門完全郭清
吉村 文博
1
,
是枝 寿彦
1
,
橋本 恭弘
1
,
島岡 秀樹
1
,
槇 研二
1
,
長谷川 傑
1
1福岡大学医学部消化器外科
キーワード:
胃癌
,
脾温存脾門郭清
,
すだれ郭清
Keyword:
胃癌
,
脾温存脾門郭清
,
すだれ郭清
pp.989-996
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004466
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胃癌に対する脾摘の是非は1970年代より議論されてきた1)。JCOG0110の結果をもとに,2021年ようやく胃癌治療ガイドライン第6版に,大彎に浸潤しない上部進行胃癌に対しては「脾摘や脾門郭清を行わないことを強く推奨する」と明記された2, 3)。一方で大彎に浸潤する病変については「脾摘や脾門郭清を行うことを弱く推奨する」という記載にとどまっており,脾摘を行うのか脾温存するのかなど,大彎浸潤病変に対する脾門郭清の術式は施設により定まっていない。

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